執着


なにかを気にしていきるということは苦しい


わたしは、家族と、いきるということに執着していた


家族に愛されたくてもがいて、それもやめるために努力をやめた


何度も死のうと思って、何度か死のうとして、それをやめるために、きちんと生きようと思った


愛されるとかなんとかも、生きるとか死ぬとかも


考えても仕方のないことだった


普通の生活を送りたかった


寝て目覚めて、乱れない呼吸をして、おいしく食事をして、誰かを思ったり、思われたり、普通の


寝れなかったり、うまく起きれなかったり、過呼吸を起こしたり、食べれなかったり食べ過ぎたり吐いたり


誰かを求めることすらなかった


クラスの女の子みたいに、誰々がかっこいいけど先輩も気になるとか、言ってみたかったし、親にたいして悪態をつくとか、やってみたかった


そんなことしたら、終わるような家庭だったし、だれかを思う余裕なんてなかった


いろんなことへの執着をなくしたほうが、うまくいくことに気付いた

家族から愛される必要がないと思ったし、上手に生きようとしなくてもいいと思えるようになった


痩せたいけど、すごく痩せたいわけでもないから、今はこれでいいし

だれかが私を悪く言っても、そんなのどうせ他人だし

いま会ってしまっただけで、また離れる存在だから

大切だと感じられる人の言葉だけ大切にして、あとはゴミ箱に捨てていい

なにかを抱える必要なんてない


大丈夫、身軽でいい

なにも気にしなくていいよ

自分以外全員他人だから、わかり合えなくても悲しくない

わかり合えたとしたら本当に素晴らしいこと


またあしたはいい日になる

きれいな花でも眺めに行こうね